沖縄県の翁長雄志知事が8日に死去する前に、建設大手の『金秀グループ』で会長を務める、呉屋守将(ごやもりまさ)氏と自由党の玉城デーニー幹事長の2氏を指名していたことが分かりました。
しかし、呉屋守将(ごやもりまさ)氏は立候補の要請があっても、固辞する考えのようです。
なぜ、呉屋守将(ごやもりまさ)氏はは固辞しているのでしょうか?
呉屋守将(ごやもりまさ)氏はの経歴を紹介しながら、固辞の理由を紹介したいと思います。
呉屋守将氏、翁長知事から遺言で後継に指名!
今月8日に急逝した沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が生前、自身の後継候補として、2氏の名前をあげた音声が残されていたことがわかった。親族らが録音していたといい、9月30日投開票の知事選での候補者選考に影響を与えそうだ。
2氏は、保守系の会社経営者の呉屋守将(ごやもりまさ)氏(69)と、沖縄3区選出の自由党の玉城(たまき)デニー衆院議員(58)。両氏とも、翁長氏を支持し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する立場をとってきた。
関係者によると、音声は翁長氏が亡くなる数日前に録音され、17日に存在がわかったという。
なぜ、呉屋守将氏は後継を固辞?理由は?
オール沖縄とは、言わずとしれた、米軍普天基地の名護市辺野古移設反対派による、政治的統一戦線、選挙運動です。
呉屋守将氏はこれまでも、オール沖縄の活動を支援してきました。
2018年3月に、オール沖縄の共同会長こそ辞任していますが、その後も翁長知事を支援してきましたし、新基地建設阻止のために尽力をしてきました。
まあ、共同会長を辞任しているのに、オール沖縄の革新派がよく許容したな、とは思いますが。
それは置いておいて、沖縄県知事として、呉屋守将氏を推薦する声が非常に多いことも事実です。
しかし、同時に呉屋守将氏は金秀グループに就いている、実質トップの存在。
金秀グループは、現在では売上高1、000億円超の大企業。
他業界の吸収合併を続けて成長を続けた会社で、建設大手の肩書ではありますが、保険代理業や携帯販売、リゾート施設の運用など、業種は多種に渡ります。
調べてみると、ラジオ沖縄の株27.3パーセントも保有しているそうですね。
まあ、一言でまとめれば、沖縄の経済に多大な影響を与える超重要人物なわけですよ!
なので、呉屋守将氏は、翁長知事の後継者として立候補して、『自分が政治家として頑張るよりも、これまでどうり、金秀グループの会長として、経済界でがんばって行くほうが、沖縄のためになるだろう』と考えているようです!
これが、呉屋守将氏が固辞する一番の理由のようです。
確かに、一理ありますね!
まあ、金秀グループにとっても、呉屋守将氏が沖縄県知事をやるとなれば、二足のわらじ、というのは厳しいでしょうし、かといって、後任を探す、といってもいろいろ大変でしょうからね。
ただ、オール沖縄勢力は、翁長知事の後継者という形で、沖縄知事選で擁護する後継者の決定を急いでいるようです。
一体、どうなるのか、注目されますね!
呉屋守将氏の経歴は?
出身:西原町
大学:名古屋工大卒、ジョージア大大学院修了
経歴:北野建設入社(1974年)、県庁勤務、金秀鉄工入社(1986年)
まとめ
沖縄県民にとって、翁長知事は絶大な信頼を得ていましたからね。
突然、亡くなられた時には驚きましたが、その報道後のツイッターの反応等をみていると、改めて、沖縄県民に翁長知事が愛されていたのか、伝わってきました。
だからこそ、後継には注目が集まりますし、翁長知事のように強い信念をもって臨んでくれる方になってほしいな、と思います。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!
【速報】呉屋守将氏も金城デニー氏の支援をする意向を示し、金城デニー氏が出馬を表明しました!